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騒音、振動測定

---床衝撃音測定---

集合住宅などで、上階での歩行や飛び跳ね、あるいは椅子や家具の移動により床へ衝撃が与えられ、 その衝撃が下階へ騒音として影響を与えます。
床衝撃音とは、このように床への衝撃がその下の階へ騒音として放射される音の事です。

集合住宅等において、上階で床に与えた衝撃が、下階では騒音となって影響するという事があり、 設計段階で十分な検討をする必要があります。
完成後の建物の床衝撃音遮断性能を評価するため、必要に応じて、床衝撃音レベルを測定し、 JISまたは日本建築学会で推奨される等級を算出します。

床衝撃音に関する適用等級

床衝撃音に関する適用等級

適用等級の意味

適用等級の意味

床衝撃音レベルを測定するには、専用の機械を使って床を加振し、下階でその音を測定します。
機械には、子供の飛び跳ねを擬似的にタイヤで再現する重量床衝撃源(バングマシーン)と 椅子の移動や歩行音などを再現する軽量床衝撃源(タッピングマシーン)の2種類があります。
これらの機械を対象の居室の上階で動作させて、下階で音圧レベルを測定します。

軽量床衝撃源(タッピングマシーン) ■軽量床衝撃源(タッピングマシーン)■
重量床衝撃源(バングマシーン) ■重量床衝撃源(バングマシーン)■
音圧レベル測定状況(下階) ■音圧レベル測定状況(下階)■

JIS A 1418-1:2000 建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法 - 第1部:標準軽量衝撃源による方法
JIS A 1418-2:2000 建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法 - 第2部:標準重量衝撃源による方法
JIS A 1419-2:2000 建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法 - 第2部:床衝撃音遮断性能

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